このブログをはじめてもうすぐ丸2年になります。
私は生きていてどうしようもない生きづらさを感じると、社会に対して何かものを言いたい、と感じるタイプです。それがブログという形になってでてきてしまうようです。
昔、妊娠中に統合失調症への言われなき偏見をものすごく感じて、統合失調症と妊娠・出産・育児に関するブログを1年くらい書き続けていました。ネットの中で、たくさんの差別や偏見を見つけて、こんな風にすれば統合失調症でも育児できるよ、大丈夫だよ、と伝えたかったのだと思います。
残念ながら、その後、2人目を産んでから、転勤族のワンオペ育児に限界を感じて、実家に子どもたちを連れて逃げ帰ってしまいました。
その後も統合失調症の方のブログはたくさん読んでいました。一時期はTwitterとかもしてみたら、ありとあらゆるところに統合失調症の人はいて、結構皆、普通に暮らしていけていることに気づくことができました。
今回のブログは、実は統合失調症というよりは、女性への差別や偏見を何とかしたいという、隠れた思いがありました。でも、普通に書くとこれに関してはものすごくバッシングがきます。
それで、たまにブログをはじめてはやめて、を繰り返していました。
2年前に久しぶりに統合失調症の陽性症状を再発させて、謎の全能感で自己肯定感が高まり、そこにタイミングよくワードプレスのブログを書かせていただけるチャンスを得て、ブログを書き始めさせていただきました。今読むと結構恥ずかしいなと思う内容もありますが、誰かの役に立っていればまあいいか、と思ってはいます…
ジブレキサ(オランザピン)5mgにしてから、自分の至らなさがよく見えるようになってきました。ジプレキサのお陰で、いくらか認知機能が改善したのかもしれません。再発してやらかした現実は変わりませんが、今の状況の中でベストを尽くしていこうと思っています。
仕事はどうしようか、変わらず悩んでいます。
仕事って、なくなって数日は解放感に浸れるけれど、数日するとやることがないことにとても苦しむようです。仕事があるからこそ、生活に張りがでることもあります。
仕事を辞めたら、趣味と人間関係がとても助けになると聞きました。
今は繁忙期で忙しいですが、落ち着いたらまた趣味を再開したり、友達に連絡をとってみたりしようかと思います。
『心の病気って何だろう?』という精神病理学を専門にして、心の病気の患者さんがどういう風に感じているかを研究している方が書いた本を読んだことがあります。
その中で統合失調症の人はマイノリティとして上手くやっていくことを目指すべきだと書かれています。
注意しなければならないのは、回復のためには「正常なマジョリティ(多数派)」を目指さないようにする、ということです。「正常なマジョリティ」を目指すのは、むしろ危険なことです。というのも、「統合失調症」の人たちのもともとの悩みは、「しっかりした自分がない」ということでした。それで、「一念発起」によってなんとかしようとしたけれど挫折した、というのが「統合失調症」でしたね。ですから、そういう人達をマジョリティのような「ふつう」に連れ戻すということは、むしろ再発の危険性を高めることになりかねないんです。
引用元:『心の病気って何だろう』松本卓也著105頁
自分も20年前、統合失調症になったとき、確かに出世を目指す周りの人達の人間関係についていけなくて辛くなったのを思い出しました。病気になってから、生き方を変えて楽になりました。
2年前に再発させる何年も前から、「ふつう」に育児や仕事ができない自分にとても苦しんでいました。
統合失調症をもちながら、自分を殺さないで生きていくのは簡単にはできないことなのかもしれません。それでも、難しいほどやりがいはあるかもしれません。
仕事を続けるか、辞めるかも今は考えないで、自分らしく社会で生きていく(自分に関しては生息する、という表現がぴったりきます(笑))ことを目指していこうと思っています。
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