私はこれまで、抗精神病薬を7種類のんでます。
人の脳内物質のバランスは人によって違うそうなので、自分にとってとても合う薬が人によっては全く合わないこともあると思います。
その上で、自分の経験からのみ比べた感想を書いてみたいと思います。
20数年前、統合失調症になってから8年、ここ最近3年くらいのんでいる抗精神病薬は一番安定して社会復帰にとても合った薬だと思います。不思議なんですが、別の系統の薬だとどこかあっちの世界に行ったままになってしまい、生活の中で負荷がかかると仕事の継続が難しくなることがありました。この薬はそれがないので、私には合っているのでしょう。この系統の薬の時に長い休みをとった事はありません。
ではなぜその薬を替えたのかというと、その薬は眠くなって長時間睡眠が必要で、結婚、子育てに支障がでてしまうからでもありました。
そこで変えた薬で11年過ごしました。
この薬、ある程度の量のんでも眠くならない、そのうえ無理をしても再発しないとても優秀な薬でした。しかし、賦活作用が自分にはありすぎたのか、怒りっぽくなってしまい、人間関係に波風が立ちやすく、心穏やかに過ごせなかったのが少し残念でした。あと、買い物の量が増えました。それは少し困りました。
ある時転院したメンタルクリニックで、その薬が微妙に合ってなかったのではないかと言われて、のみ始めたのが3種類目の薬でした。
その薬をのんだとたん、それまで嵐のような心の中が、青い空のように晴れ渡ってびっくりしました。
それから、落ち着いて人と接することができるようになりました。
しかし、不思議と、その薬だと気が大きくなり、また、認知機能にいくらか不具合があるようで、気が大きくなり過ぎ、自分は世界で一番仕事ができると思い込んで、今の薬になってから振り返るととても恥ずかしいことの数々をしてしまいました。
やはり、微妙に合っていなかったようです。また、仕事を休む回数も増えてしまい、仕事に支障がでました。
その薬であまりにもだるくなるので、主治医にお願いして半分まで減らしたら、すごく久しぶりに再発してしまいました。
それから、その薬の改良版といわれる薬に変えてもらいました。しかし、基本は同じ感じで、社会復帰するには私には物足りない薬でした。
休んでいる間に、別の薬も2種類試しました。その薬は私には全く合わず、2日くらいのんだら、視野が狭くなって、息が苦しくなりました。慌てて中止してもらいました。その薬がぬけるまでの数日間は気持ち悪さと闘う羽目になりました。
ふと、思い立って、それから今の薬に戻してみたいと主治医に言って、最初にのんでいた今の薬に変えてもらいました。
今の薬は睡眠時間が長くなるのが困るのですが、家庭も落ち着いてきたのでそれでも何とかなってきました。
すると、その薬に変えてから、認知機能も回復したように感じ、また、のんで以来3年間、仕事を長く休むことはなくなりました。
ここにきて、仕事を続けていくのに、自分に合った薬はとても大切だと気づきました。
今はその薬に加えて、同じ系統の薬ものんでいます。睡眠時間を伸ばしすぎないようにするためです。
今のところ、いい感じで過ごせています。
皆様も不具合はちょっと主治医に相談してみると、自分に合った処方に行き着きやすくなるかもしれません。

