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25年前、統合失調症を発症し、3ヶ月入院しました。
そのときは、同じ入院患者同士で時間をつぶしていました。
退院して、仕事に復帰して。
それからは、当事者とのつながりがなくなりました。
退院時、主治医から当事者会や家族会のような集まりを紹介していただきました。けれど当時、病気に強い偏見を持っていた親は、それを一蹴しました。
それからの私は、精神科を受診するときだけ、「ああ、自分は統合失調症なんだ」と思い出すような生活になっていきました。
けれど、婚活で病気をカミングアウトすると、途端に断られたり、眼球上転の副作用が出たりと、何度も自分の病気と向き合わざるを得ない場面がありました。
実家では、病名を口にするだけで「近所に聞こえたらどうするんだ!」と怒られました。
それでも、私は統合失調症で、それに関する悩みを確かに抱えていました。
主治医には体調や仕事のことは相談していましたが、婚活のことは、なぜか相談できませんでした。
気がつけば、私は「ひとりぼっちの当事者」になっていました。
周りに人はたくさんいても、統合失調症を抱えた悩みは、誰にも話せませんでした。
やがて、インターネットにつながるようになりました。
当時、買ったばかりのパソコンで「統合失調症」と検索すると、医療者の記事でさえ、どこか偏見を感じるものが多く、家族や親族による偏見に満ちた内容も目にしました。
それでも、しばらくしてブログのブームが来て、当事者のブログに出会いました。そこには、同じ悩みや葛藤、そして生き方がありました。
その方たちのおかげで、私は「ひとりぼっちでも、ひとりじゃない」と思えるようになりました。
そして、病気に関する悩みとどう向き合えばいいのか、少しずつ考えられるようになりました。
その後、結婚し、妊娠し、統合失調症を抱えながら出産に臨むことになりました。
そのときも、同じ病気の人に出会うことはなく、「統合失調症 妊娠 出産 育児」と検索しました。
しかしそこでも、病気を持って出産した人への偏見のある投稿を目にし、深く落ち込みました。
だからこそ、育休中、「統合失調症の妊娠・出産・育児日記」というブログを、毎日書きました。
統合失調症を抱えながらでも、社会資源を使って、どうやって育児をしてきたのかを記録しました。
そして今、私は統合失調症をカミングアウトしています。
かつて誰にも言えなかった悩みは、今ではブログのネタになり、同じ悩みを持つ人への発信の材料になりました。
人生って、本当に分からないものですね。

