情報と統合失調症

何か困ったとき、それに関する情報があることと、助けてくれる人がいることは、人生を左右します。

私は、20年前に統合失調症になったとき、「良い病院」の情報は持っていなくて、たまたま通勤の途中にあった大きな精神科病院に受診して、入院して、助けてもらいました。そこがたまたまとても良い病院でした。

マーフィーの法則なのか、情報を欲しがると、何故かなかなかいい情報にたどり着けなくて、自分の悩みに素直に向き合って、素直に困っていることを伝えると、途端にすごくいいことを教えてもらったりします。本当にいい情報を運んできてくれるのは、やはり人なのだと思います。

ちなみに、私は住んている地域では、子供会とかでは浮いていて、ママ友もいません。ここでは、多くの男性は、特に自営の方は地域に根ざしていて、消防団とかにも入っていて、多分インターネットよりも速い情報のネットワークを持っていたりします。今は親がそれに入っているのでまだ何とかなってますが、それもなくなったら、この地域では生きていけないのではないかと思います。葬祭用に小学校の同級生のLINEグループは入っていますが…

職場でも、うわさ話にはとても疎いです。多くの人が持っているネットワークは、統合失調症になったり、育休を長く取ったり、何度も休職を重ねるたびに、なくなっていきました。

しかし、意外と、「職場」という守られたシステムのお陰で何とか仕事には戻してもらっています。

そして、そこからは、仕事に関することを自分なりに学びながら、誠実に、分からないことは調べたり、相談したりして、できることをやっていると、相手には信頼していただいて、困ったときに相談してくれるようになっていきます。やっと続けていけてるぐらいの頼りなさですけどね~

話を元に戻します。

そういう、限られたできることの中で、どうやって困ったことを解決できる情報にたどり着くかです。

私の場合は、最初はインターネットで検索する、本を何冊か読んで基本的なことを理解することから始めます。そのことに専門知識を持っている人たちの相談先があればそこに相談してみるとかもします。時間的に、または金銭的に、調べる余裕を作ることも必要でした。

それだけではあきたらず、同じ悩みのコミュニティにも参加しています。コミュニティでは、ほしい情報が手に入る利点があるかと言われると、それもあるときはありますが、それよりも、同じ悩みを持つ仲間がいることで、それまでできなかったことで自分を否定していたことは本当は自分のせいではなかったと気づくことができて、自分を肯定することができるようになったことが、とても良かったと思います。

お金も情報も人を選ぶと思います。

統合失調症になると、まずは病気そのものの悩み、薬の副作用の悩み、それから、社会とのつながりが希薄になってしまう悩み、なかなか働けないことによる経済的な悩み、働けても健康な人のようには働けない悩みなど、多くの悩みが出てくると思います。

本当に大切な情報って、意外と情報を追い求めているときよりも、運命を受け入れて、心を決めて動き出したときに入って来ることが多いです。きっと、それを人は経験と呼ぶのでしょう。

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