昨日は仕事から帰るとき、隣のお兄さんと日本の未来の話になりました。
日本はどんどん人口が減っていて、衰退していく国だと言われています。
しかし、そんな中で、統合失調症をはじめ、精神疾患を巡る情勢は驚くほど良くなっています。
私は20数年前に統合失調症になりましたが、病気になるのが後20年早かったら、ずっと精神科に入院していたような気がします。
あの激しい陽性症状の中で私のメンタルは今のよく効く薬なしではもたなかったのではないかと思います。かつては統合失調症の人は10人に1人は自ら亡くなっていたと言われる時代もありました。
時代は変わって、私は統合失調症になっても3ヶ月の入院と9ヶ月の休職で、会社に戻してもらいました。
仕事も続けさせてもらえて、結婚も、子どもをもつこともできました。
かつては、人生の大切な時間を病院で過ごしていた人が多かったのが、社会の中で、助けを借りながら、働けるようになりました。税金も払えるようになりました。
少しづつ社会に戻れるように、作業所や障害者雇用の制度もできました。
これってすごいことだと思います。
かつては、統合失調症になると、かなりの確率で本人も、家族も、社会も大きな不幸を背負っていました。
それが、今は社会の中で生活できて、働くことも、結婚も、子どもをもつこともできる。ありがたいなあ~と思います。
時代は更に追い風です。情報技術が発達して、体力がなくてもやりやすい在宅の仕事が増えてきました。
作業所も、利用者の力を活かそうとしてくれるところがとても増えたようです。
子どもを産んでから、「普通」に働けないことに困っていたら、障害者の法定雇用率を守らないといけない会社の方から、障害者手帳の申告を募集してくるようになりました。それとともに、合理的配慮を求めることもできるようになりました。
20年前に病気になったときは、病気をカミングアウトして、自分のままで仕事をしていける日が来るとは思ってもいませんでした。
今、病気そのもので苦しんでいる方も、病気になったことでブランクや体力、認知機能の低下で苦しんでいる方もいるかと思います。
今は困っていることも、この世界ではどんどん助けとなることが増えてきています。
薬はどんどんいいものがでてきて、福祉もよりきめ細かになり、会社には障害を申告して配慮してもらって働く道もでてきました。
統合失調症になったばかりのときは、思うように動けない寝てばかりいる自分に焦ることもあるかもしれません。
私はあのとき、当時の主治医に「眠れることはいいことなんですよ」と家族にも言ってもらえたことで、思い切り寝させてもらえて最短で回復させてもらえたと思います。
毎日寝ていても大丈夫です!
福祉の制度もあるし、少しずつ回復していけます。
そして、統合失調症も大きな変化の1つです。
変化は、それに対応することによって、人生は良い方に変わっていきます。変化するとき、自分にとって良くなる方に変化することができます。
だから大丈夫です。ゆっくり寝て、美味しく食べて、試練を乗り越えてちょっと頼もしくなった未来の自分を楽しみにしていてください。



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