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あの人のように働きたい

このブログにお越しいただき、ありがとうございます。


統合失調症になって良かったことは、多くはありませんが、それでも確かにあったように思います。


特にそう感じるのは、医療関係者との出会いです。


25年前、当時は精神分裂病と呼ばれていた頃、私は統合失調症を発症し、精神科病院に入院しました。


今だからこそ書けるのですが、そのとき、とても印象に残っている看護師さんがいました。


入院中は時間を持て余し、仲良くなった人たちと一緒に、看護師さんの様子を見ながら噂話をすることもよくありました。
その中で、夜勤も多くこなし、誰よりもよく働いている看護師さんがいました。


ある真夜中、不安で落ち着かないときに、その看護師さんがナースステーションに入れてくれて、コーヒーをご馳走してくれたことがあります。


閉鎖病棟だったので、本来は入れない場所に、信頼して迎え入れてくれたことが、じんわりと嬉しかったのを覚えています。


そのとき、「いつも誰よりも働いていますね」と声をかけると、 「好きで働いているのよ」と答えてくれました。


そして、偏見の強かった時代の中で、これからどうしたらいいのか分からずにいた私の話を、静かに聴いてくれました。


私だけでなく、症状の落ち着いた人が、同じようにナースステーションで相談にのってもらっていることもありました。


医療従事者としてどうなのかは分かりません。 でも、私はその時間に、とても救われました。


今でも仕事をしていると、ふとその看護師さんのことを思い出します。
「やりたいからやる」と言えること。 淡々と働くこと。 そして、人を信頼すること。


その姿は、今も私の中で温かい記憶として残っていて、 私もあの人のように働きたいと、時々思うのです。

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