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統合失調症とコミュニケーション

以前、とても親身になってくれる産業医の先生が、上司たちに「この病気の人に狡猾な人はいませんから」と言っていたのを憶えています。

統合失調症のコミュニティでは、自分の思うように相手を操作しようとしてくるタイプの人が実社会よりもはるかに少ないように感じます。それで居心地がよかったりもします。

統合失調症の人のコミュニケーションには特徴があるように感じます。

昨日、アサーティブコミュニケーションの講座を受けて、今日も受けます。

講義以外にロールプレイもあります。

統合失調症限定ではない講座です。久々に慣れない人たちの中でコミュニケーションのロールプレイをしたら、1日目でくたくたになってしまいました。

その中で、統合失調症患者である自分のコミュニケーションの特徴として、感じたことをいくつか書こうと思います。

まず、認知機能が弱っているせいか、手順をすぐに理解することが苦手だと感じました。それで、本題に他の人ほど集中することができなかったのが残念でした。普段は見えないところに障害があることに、いつもと違うことをしていると気づきます。

それから、とっさの反応が苦手だと感じました。健常者が簡単に処理できることを、一呼吸置かないと頭がまとまりにくいところがあります。これも見えない障害なのかもしれません。

そして、こだわりがあると、そこにとらわれやすくて、それを一時的に保留にするということが比較的苦手だと感じました。

これらの苦手意識を感じながらも、同時に得意分野もあるように感じました。

長所は、やはり共感力が一般の人よりあるように感じました。こんな人、と説明されると特に自分の知っているタイプの人ならその気持ちがとてもよく分かり、びっくりされました。

それから、産業医の先生に言われたこととダブりますが、狡猾さがないのでうまく溶け込めれば癒し系として皆に喜んでもらえます。

それから、意外かもしれませんが、頭の中でまとめることが苦手な代わりに、一度まとまると本質をついた意見がしやすいようにも感じました。

アサーティブコミュニケーションの講座の1日目の感想はこんな感じです。

実は統合失調症は関係なく、私は他人に興味が薄いという特徴もあり、それをどうやって補っていくかを今日は考えながら講座を受けようと思っています。

たとえ、障害があったとしても、コミュニケーション自体は、スキルという面もあります。スキルは、適切な理解とトレーニングで向上します。

相手に興味を持つのが苦手だと感じたなら、何度か練習して、いつも相手のことを気にかけるような、脳の回路を作っておけばいいだけです。

重く考え過ぎてしまうなら、率直に用件を言えるように練習して、フィードバックをもらえば、それだけで進歩すると思います。

完璧なコミュニケーションは誰もできません。でも、コミュニケーションに障害があると思って過ごすより、特徴を生かして、自分の自己肯定感もあげていけたらいいなと思います。

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