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理不尽や弱さと向き合った経験は宝になる

最近、やることがほとんどない勤務時間を使って、今の仕事の分野に関する本を読んでいます。

その分野の技術的な基本の本、その分野の制度についての基本の本、その分野のマーケティングの基本の本、その分野で独立して経営している方たちの本…

今やっと13冊読めたくらいです。

これまであまり興味がなかった分野ではありましたが、読んでいるうちに、生きていくのに大切なことがたくさん書かれていて、夢中になって読んでいます。

その本の中で、第一の人生は30代半ばくらいで、そこを過ぎると、その人生の延長線上でしか人は生きられないという衝撃の言葉を見つけてしまいました。人生観の基盤がその時期にできてしまうようです。

35歳まで…

残念ながら、20代で社会にでて、2年後に統合失調症になってしまい、そこから這い上がるだけで精一杯でした。30代前半は、仕事のプレッシャーから逃げて、結婚して、遠い土地で育児に明け暮れていました。

今読んでいる本を書いたような、仕事できちんと結果をだしている人達のように、真正面から仕事にぶつかることはしてきませんでした。

統合失調症のせいにしてますが、同じ統合失調症でも、きちんと病気を伝えた上で、その人なりに仕事に向き合っている方たちはたくさんいます。私は逃げてきたのです。

実は20代のときに統合失調症になったあとは、残業もしながら、自分のペースで仕事をするようになっていました。仕事中もリラックスしていることが多く、本社の厳しい仕事を経験している人からはよくお小言をいただいていました。それは、私のために言ってくれていたことで、仕事にちゃんと向き合わなかったために、今、私は自分でできる年齢なりの仕事がないというとても悲惨な事態に直面しています。

たとえ雇われていても、挑戦するという経験はとても大切なものです。

では、若いときに仕事にフルコミットできなかったことを後悔しているかというと、実はそんなに後悔していない自分がいます。

仕事にフルコミットできていた人達は、本当に仕事が楽しかったからやっていたのではないかと勝手に思っています。

私は、どんな年齢であろうと、そのときの課題に向き合ったりもがいたりしていれば、それはそれで、その人にしかできないクリエイティブな人生を生きているのではないかと思います。

今、職場の人達を見ていて、問題を解決している人達は、自分の中の問題と、深く向き合ったことのある人達なのではないかと思うときがあります。

テストの勉強では、あらかじめ用意されている問題を解いて、既に正解とされている答えにいち早くたどり着くことを学びます。

でも、人生ってそんな風にはできてなくて、その人にとっての問題=生きづらさをどうやって解消していくかを、本質からきちんと考えていくことが、本当の問題・課題にぶつかったときに役に立つことなのだと思います。

そう考えると、若いうちに統合失調症になって、人生の危機を感じて、また人の言われなき偏見を感じて、なぜこうなるのか、どうしたらその中で生きていけるのかを考えてきた経験はものすごい宝物なのではないかと思います。

理不尽は人をものすごく成長させます。

私も遅れましたが、今から仕事に自分なりに向き合ってみようと思います。

自分なりの面白い視点や力を手に入れたいです🎵

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