今日は通院日です。
診察が終わって、電車に乗りながらブログを書いています。
最近は、体調が落ち着いてきたお陰で、診察の時間も短めで済むようになりました。
それでもいつも最低限の診察の準備はしておきます。人生への保険のようなものです。
ちなみに、そういうことをするのは、昔、長く主治医をしていただいたH先生の診察を憶えているからです。H先生は、精神疾患を、ただの個人の病気としてとらえずに、その人の抱えている人間関係や立場、それまでの人生の経験を通して判断をしてくれていました。対症療法的に薬をだしてくる先生もいるなかで、患者を社会的、人間関係的に助け舟をだすことでも治療してくれていました。
H先生から離れてみて、H先生の治療法は当たり前ではなかったと分かりました。H先生は要所要所で助言してくれ(人間関係で困ったときは、「こうしてみてはいかがですか?」と諭してもらったこともありました)、薬の調整だけではなく、職場で窮地に陥ると診断書で逃がしてくれながら、上司と面談で戦ってくれたこともありました。
その後、色々な先生にお世話になって、主治医の先生とは、統合失調症というハンデを抱えながら人生を生きていく上で、この上ない最高のパートナーにも、関係性によっては最大の仇にもなってしまう可能性もあると分かりました。
そういうわけで、患者の立場の私の言うことでもおおらかに聞いてくれる先生を探してきました。
そして、いつも診察のときにはある程度の内容を伝えておくのを習慣にしています。
最近はそんなに大変な状況ではないので、診察の10分前に、病院の待合室で
①最近の体調
②最近の環境
③薬の処方の希望・副作用の状況
④次回の診察の受診日希望
をノートに書いておきます。
①体調については、
薬を変えて以来、夜よく眠れるようになった
以前はいつも疲れたと言っていたけれど、気がつくと言わなくなっていた
イライラすることが減った、落ち着いていられる時間が増えた
などです。
②環境は、生活習慣の変わらないことと変わったことの大まかなことを伝えます。
障害者手帳と自立支援が無事に通ったこと
休職中で時間があって体調も戻ってきたので、草刈りを一人で頑張っていること
子どもがオンラインで在宅学習になったときも、お昼ごはんを作ってあげることができるようになったこと
などです。いつもこれを伝えることで、先生に、ストレスの受け具合や立場的にどのくらい困っているのかを理解しておいてもらおうとの魂胆です。たくさんの人を診察しているのでしょうから、雰囲気だけでも伝わっておけばいいなと思っています。
③薬については、出かける前に前回までの残りを数えておいて、それと副作用のでかたと処方に希望があればそれを確認して書いておいて、伝えます。
最後に、④次回の診察日になりそうな日に予定が入ってないか確認しておきます。
3分診察の先生だとその前に終わってしまうので、時間をとれる先生を探したのはこのためです。
普段からこのようなコミュニケーションをとることで、何かあったときに先生の判断がしやすくなることを期待していつも話しています。
今の先生にも本当にお世話になっています。
出会えて良かったな~と思いながら、いつも診察を受けています。

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