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統合失調症には、「易疲労性」と呼ばれる、疲れやすさがあると言われています。
私自身も、実感として、とても疲れやすいです。
身体を動かしたから疲れる、というよりも、神経を使った後の消耗が、かなりエグい。
そんな感じです。
多分、私が今まで仕事を続けてこられたのは、実家の近くで、親の助けを受けながら、職場でもある程度配慮してもらえる環境で働いてこられたからだと思います。
かなり、運が良かったのだと思います。
下の子を産んだとき、その数日前から、視界の色彩が薄くなって、白黒に近い感じになりました。
その後、2人の小さな子どもを育てていたら、疲れ切って、また視界が暗く、狭くなり、色彩もなくなっていきました。
あるときは、疲れ切って、スマホを5センチ持ち上げることすらできなくなりました。
また、3か月くらい、ひどい咳が続いたこともあります。
今も仕事をしていて、疲れてしまうと、1時間とか2時間とか、本当に疲れたときには1日、2日と休みを取ります。
以前、AIに「なぜ統合失調症の人は疲れやすいのか」と聞いたことがあります。
脳内の神経伝達物質の働きなどが関係しているという説明もありましたが、実際のところ、疲れやすさの原因がすべて分かっているわけではないようです。
ただ、私自身が長年生活してきて感じるのは、「どうして私は、こんなに疲れるんだろう?」ということです。
人生の中で、体力勝負に持ち込まされると、私は必ず負けます。
だから、統合失調症であることをカミングアウトして、仕事はできるだけ仕組み化して、なるべく体力や気力を使わないで済むようにしています。
これは、一般的な人と、統合失調症の人とでは、やっぱり何か違うのでしょうか?
母を見ていると、農家で元々体力仕事をしていたせいか、私よりずっと体力があります。
今でも、いろいろなところで助けてもらっています。
「今より体力さえあればよかったのに!」そう思ったことは、何度もあります。
でも、そろそろ、現実を認めた上で、自分にできることを選び取っていかないといけない時期になったのかもしれません。
よくビジネス書では、「20代の努力で差がつく」「30代の挑戦が大切」などと書かれています。
でも、私の20代は、統合失調症からのリカバリーだけで精一杯でした。
30代は、育児で倒れそうでした。
そして40代は、仕事と家庭の両立が体力勝負の世界で、身体を壊し、何度も休職することになりました。
人によって、人生のスタート地点も、使える体力も、抱えている事情も違います。
だから、「20代で頑張れなかった」「30代で挑戦できなかった」と、これ以上、自分を責めなくてもいいのかなと思っています。
できることなら、50代からは、もっと自由に、そして幸せを感じながら生きていけたらいいなと思います。
今までのように、体力のある人と同じ土俵で頑張るのではなく、「自分は、どんなふうに生きれば無理なく続けていけるのか」を考えていきたい。
疲れやすい身体を変えることは、なかなか難しいかもしれません。
だったら、疲れやすい自分を責めるのではなく、疲れやすい身体と仲良く共存していく。
50代は、そんな生き方を少しずつ見つけていけたらいいなと思っています。

