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統合失調症には、幻聴や妄想などの「陽性症状」だけでなく、意欲が出にくくなったり、疲れやすくなったりする「陰性症状」もあります。
陰性症状があると、周囲からは「怠けているだけ」と誤解されてしまい、とても苦しい思いをしたという話を聞いたことがあります。
私自身も、病気の症状や薬の影響によって、外からは分かりにくい困難を抱えてきました。
例えば、上の子が1年だけ通っていた小学校では、朝、30分くらいかけて自転車で登校していました。
子どもたちが通学に慣れるまでは、親が班登校の後ろについて行くことになっていました。
でも当時の私は、フルタイムで残業のある仕事だけで疲れ切っていました。
さらに、眠気の出やすい抗精神病薬を飲んでいたため、朝なかなか起きられませんでした。
最初のうちは、母が代わりに子どもたちの後ろを自転車でついて行ってくれました。
結局、私は一度も子どもたちについて行くことができず、母も大変になって、途中から車で送ってくれるようになりました。
上の子が2年生になった頃には、スクールバスが通るようになりました。
それでも私は、バス停までの朝の送迎に一度も行くことができませんでした。
これらの影響で、口も聞いてもらえないママさんや、父兄の場に参加すると3日くらい調子が悪くなる原因の1つになっていると思います。
「それくらい、できるでしょう」と思われるかもしれません。
でも、今飲んでいる抗精神病薬も鎮静作用が強く、朝早く起きると、頭も体もドロドロに眠くなってしまいます。
無理に起きると、普段ならしないような失敗をしてしまうこともあります。
かといって、薬を変えると短時間の睡眠では体調を崩してしまいます。
私にとっては、「やればできること」ではなく、体調や薬の影響も含めて、どうしても難しいことがあるのです。
最近は、職場では統合失調症であることを伝えています。
例えば、非常時には3交代制になることがありますが、事情を説明し、私はお昼の回だけ参加させてもらえるよう配慮していただいています。
病気や障害は、必ずしも外見から分かるものではありません。
「普通にできそう」に見えても、本人にとっては大きな負担になっていることがあります。
私も、自分自身の「見えにくい困難」と付き合いながら、できることとできないことを少しずつ見極めていきたいと思っています。
皆さんは、見えない、あるいは見えづらい障害と、どのように付き合っていますか?

