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受け入れてくれる場所

今日は上司が心配して休ませてくれた貴重な休日でした。

上の子も風邪で休みました。上の子はここ数日体調が悪く、37.2度とか、微妙な熱もだしたり治ったりしながら、家で療養していました。

親が私のことも心配して、せっかくの休みなのだから少し外出しな〜と送り出してくれて、予定通りマッサージを受けに行きました。私も疲れていたのか、マッサージの後に予定していたスーパー銭湯に入る体力は残っていませんでした。

子どもを残してきたのが心残りで、早めに帰りました。途中疲れて何度か運転を休みました。私も本調子ではないようです。

道中、コテンラジオのゴッホの回を聴いていました。

ゴッホとはあの、有名な画家のゴッホです。

途中、聴き手の人が泣いてしまって私も貰い泣きをしてしまいました。

ゴッホも統合失調症か双極性障害を患っていたのではないかと言われています。

そして、唯一助け続けてくれた弟さん以外とは誰ともうまくいかず、一生、社会に馴染めずに終わっています。

実の弟さんでさえ一緒に暮らすのはギブアップしていました。

コテンラジオのすごくいいなと思うところは、晩年のゴッホが入院した病院で、身体拘束された話や、狂気の合間に正気に戻ると、その間に意欲的に創作活動をしていたという描写を優しい視点で話してくれているところです。

狂気って、私も統合失調症になるまでは、自分がなくなることだと勘違いしていました。でも、統合失調症になってみて、狂気の間も自分はいて、記憶も少しあって、そこにいないわけではないのだと気づきました。狂っていてもちゃんと人なんです。でも周りの人は本当に大変だと思うしで、なんともいえない気持ちになりました。

ゴッホは本当は社会に受け入れられたかった。でも、それはどんなに努力しても叶わなかった。

そんなゴッホをたった一人、弟さんが応援してくれて、理解してくれていて、助けてくれていた。弟さんがいてくれて良かった。

ゴッホに絵を描くという生きる希望があって良かった。それでも悲惨な最期を遂げますが…

かつて、統合失調症のLINEグループのスキゾを運営しているhoshuさんから聞いた話を思い出しました。以前に、hoshuさんがスキゾの中で、ブログを書く人を募集していたとき、統合失調症を活かして創作活動をしている下坂卓也さんのブログだけには何となく広告を貼らないでおこうと思っていると聞いて、最前線の方がそういう考えなら何か理由があるのだろう、なんだろうな〜とそれから美術にちょっと興味がでたことがありました。

今回、ゴッホの回を聴いて、思いました。

芸術でもこのブログでも、社会で受け止めきれないものを発信する場所って大切なんだな〜と。遅ればせながら腹落ちしました。ブログを書かせてもらっておいて、今頃やっと気づきました。

ゴッホには、もらい泣きしてしまうくらい辛い人生でも、助けてくれる弟さんと情熱を注ぐ絵があった。

でも、統合失調症の、特に治療法が少なかった時代の統合失調症の人たちは、どれほど辛い人生を生きてきたのだろう…苦しみ、孤独…そこに希望はあったのか…

どれほど自分を受け入れてもらえる場所を切望していたのだろう。

スキゾやその管理人のhoshuさんはじめ、それを運営してくれている方や、色々な活動をしてくれている方には、ものすごく意義があるのだと、改めて感じました。

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