私はかつて統合失調症の方のブログを年単位で読み漁っていました。
実は、それには下心がありました。
「統合失調症になってもお金に困らないで、自分らしい人生を生きていて、人間関係もそこそこ楽しく、マイペースに暮らしている人」
これに近い生き方をしている人を探し求めました。
別に統合失調症の人でなくても良かったのですが、病気の性質上、ものすごい努力はできないので、統合失調症でそこそこ幸せそうに生きている人の人生は再現しやすいのではないかと考えました。
色々な方がいました。
例えばお医者さん。これは…💧自分で再現するには能力的にどうしようもないですが、それでもハードワークはできない中での制約があることは分かりました。
ちなみに、統合失調症になってから医学部を受験していた方もいました。統合失調症になってからでも、よく治せれば、医学部の受験をできるレベルにもなれるのだと知りました。多分、その方は、最初の年は薬学部には受かったようでした👀
統合失調症でも、教職に就かれている方も拝見しました。その方は、管理職になっていて、障害や特性のある方ばかりのチームを作って何かされようとしていました。困ったときは、ちゃんと上司に直談判もされていました。統合失調症の人でも人間関係でもまれて、組織の中でたくましく生きていける人もいると知りました。
統合失調症で、一時は自◯未遂までされて、そこで統合失調症と判明して、そこから治療がうまくいき、元々頭の切れる方で独立して事業を起こして三十代で数千万円の貯金を作った強者もいました。
海外に留学した時に統合失調症を発症して、そこでよく治してもらって、日本では医療系のとても難しい翻訳の資格をとってバリバリ稼いでいる人もいました。
統合失調症で何年も苦しんだ後に、治験でのんだ薬がものすごく合って、そこからまた自由に自分の人生を生きられるようになった方もいました。その方は元々研究職をされていたようでした。
こうして書いてみると、統合失調症になっても、自分に合う薬が見つかり、元々持っている力が社会で生きていくのに合っていた人は、病気をものともしないで生きていられるように見えます。
認めたくないけど、親ガチャというか、環境を含め、持って生まれたものの影響も大きいと感じます。
だからといって、羨ましいとは思いません。その人たちにも悩みも、努力の必要な部分もたくさんあったと思います。
自分がそういう環境に生まれてこれなかったとしても、今は色々な人の事例を読んでいると、この力を持っている人はこの分野で生きていきやすい、という傾向は分かります。
動画でも本でもブログでも、元々持って生まれたものが多少残念でもこうなれました、みたいな内容は今はたくさんあります。
そこで必要なのは、自分はどうしたいのか?ということです。例えば、社会的ステータスで医師に憧れても、実際の仕事はもう少し違った悩みや努力を必要としそうです。人がまた元気になっていくのを見るのが本当に好きなら、合っていそうですが、医師には学力的になれなくても、同じような喜びのある仕事はたくさんあります。案外、その仕事のほうが休みも取りやすく、自分に合っていたりすることも多いと思います。
自分が比較的得意で続けていて苦にならないことで、飽きないことが適職になるのではないかと思います。その中に、自分が一生かけて取り組みたい課題があれば、それは晴れて天職なんでしょうね。
でも、今はひとつの職業に就くのでもなく、色々なことに手を出して、何かにあたればラッキー、みたいな生き方もあるのだと知りました👀
私は何度も長い休みに入ると、今の仕事をしたくて仕方なくなるので、もうしばらくは今の仕事を続けようとは思いますが、自分の世界を自分で作っている人たちを見るとなんだかソワソワしてきてしまいます。
人生は、みんな違って皆いい。
最近、空を見上げる余裕もなかったなぁ〜