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薬で変わること

抗精神病薬は、自分にとっては統合失調症の治療になくてはならないものです。これがあるから、私は社会の中で生きることができるようになりました。

薬には、それ以外にも微妙な副作用というか、性質そのものを変える力があり、色々な薬を試して、のみ心地もそれぞれあると感じるようになりました。

例えば、今のんでいるメインの薬は、鎮静作用が強く、睡眠時間が延びます。そのお陰で、回復は早いようにも感じます。よく眠れてストレスを感じにくくなるため、人間関係のトラブルが激減しました。

次に、今、サブでのんでいる薬についてです。こちらは、のむと気持ちよくなって、気持ちがおおらかになれます。メインの薬だけだと、自分なんてと思ってしまう場面でも、こちらのサブの薬をのむと、まあ、いいか、と思えます。そして生きるのが少し楽になります。この薬をのむと、なぜか仕事をよく休むようになりました。昔、多くのんでいたときは40日の有休を1年で使い果たしたし、その三分の一を今のんでいますが、今年は有休のうち20日以上を使ってしまいました。

おおらかになれるのはいいのですが、気が大きくなるのはほどほどにしたほうがいいような気もします。

昔11年間のんでいた薬は、ある程度の量のんでも眠くもならないし、身体も動いたので、育児の時に重宝しました。

しかし、自分にとっては十分な睡眠を取らずに頑張り続けてしまったため、また、賦活作用の影響なのか、いつも何かに怒っていました。その頃、ブログを書いていましたが、自分を見つめて、なぜ自分はいつも怒っているのだろうと思っていました。そして、人間関係のトラブルが多発しました。

数年前に、その時の主治医が薬が微妙に合ってない気がすると言って薬を変えてくれるまで、薬の影響だったことに気づきませんでした。

どの薬をのんでいても副作用の眼球上転はありました。ある薬を半分まで減らしたら、眼球上転はなくなりましたが、代わりに陽性症状が復活して統合失調症が再発してしまいました。

私には抗精神病薬が必要なようです。

薬にはそれぞれのみ心地や微妙な効き目がありました。

今生きるのが辛いときは主治医に薬を調整してもらうと良くなることもあると思います。

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