治せる医師はいる

たまにSNSとかで、統合失調症はもう治らないとか聞きます。

確かに、体質の部分は特効薬がでるまで治らないと思います。

しかし、20数年前に私が統合失調症を発症した当時、たまたま私が入院した病院の主治医は治せました。今も薬は必要ですが、子どもも産めたし、仕事も続けられています。

そういうことは結構多くて、例えば他の科についても自分の感覚だとよくありました。

子どもが小さい時、私は当時転勤族の夫について行って地縁も血縁もない土地で暮らしていました。そこで、夫の職場の口コミで、ある小児科医にかかっていました。上の子は生後一ヶ月で酷い乳児湿疹になって、ステロイドの薬と保湿剤をだされて、最初はよく考えずにお風呂上がりにステロイドの薬だけ塗っていました。

次の週、湿疹がものすごく悪化してしまい、小児科医に怒られて、もっと強いステロイドの薬をだされてしょんぼり帰った帰り道、調剤薬局に『赤ちゃんの肌トラブルを防ぐ本』という本が置いてあって、それを読んで、保湿の大切さを学びました。

それから改心して、毎日お風呂上がりに本に書いてあったとおりに保湿剤をよくぬって、その上からステロイドの薬をぬったら、子どもの乳児湿疹は瞬く間に治り、次の週、小児科医は目を白黒させていました。

それから、私と子どもたちが地元に戻ってきて、地元の皮膚科に行きました。

地元の皮膚科の先生は、保湿剤をだすということがよくわからなかったようで、こちらからお願いして保湿剤を処方してもらいました。今はそこでも保湿剤を皆に普通に処方するようになってますが、初めは医師の間でも共有されてなかった知識のようでした。

医師なら同じことを皆知っているというのは嘘で、得意不得意とかがあるのは何となく分かりました。

あるとき、私は手術が必要なレベルの婦人科の病気に3つ一度にかかってしまいました。

そのとき受診した、地元の県では1番進んでいると言われていた病院では、開腹手術をして、それでも5年後に再発したらどうしていいか分からないと言われました(命に関わる病気ではありません。一応…)。その上、手術は2回も開腹手術をすることになると言われました。それからしばらく、私は保険の医療相談や婦人科系の病気の相談電話や大都市の有名な病院に行ったりしました。

そこそこ大きい病院でも答えは同じでしたが、色々な病院の先生の自己紹介をよ〜く読んで、評判も特にいいわけではないある病院に行ったら、日本で1番進んだ病院の先生をすんなり紹介してくれました。

結果的に、その病院で、当時最先端のロボット手術を受けさせてもらい、手術も1回で、跡もほとんど残らないというありがたい結果になりました。

悩みというのはある意味情報戦のようなところがあって、とりあえずその悩みを一時的に忘れながら、余裕を作って、それから情報を集めて、ちょこちょこと対策をしていくと、結構いい感じになんとかなることが多かったです。

最初の話に戻ると、治せる医師は、多分います。たとえ、その医師が遠くても、その医師の書いた本などを読んで、地元の医師にこうだからこうしてみたいというと、理屈が通っていれば割と採用してもらえます。それで治ればラッキーと思っていると、結構治ったりします。

統合失調症に戻りますが、私は統合失調症のコミュニティ、スキゾでゆる体操でものすごく回復した方を知り、そのコツを教えてもらい、毎日やり込んだところ、副作用止めをのんでも治るまで1時間かかった眼球上転の副作用が、毎日ゆる体操をやった結果、神経を緩めるコツをつかむと、15分くらいで治るようになりました。

ドクターショッピングは悪い事のように言われますが、それで一生苦しんで生きるのか、働けて病気も気にならないほど回復するのかは社会にとっても大きな違いです。

病気の治療に関しては、根気よく治せる医療機関に当たるのはおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました