かつて、今の主治医の2代前の先生から、1代前の先生に転院したときに、1代前の先生に宛てた紹介状に、私の統合失調症は重いと書かれていたと言われた事があります。
本当に症状のなかなか落ち着かない人から見たら多分元気なのですが、どのあたりが重いのかは私もよくわかりませんでした。
ただ、かつて使われていたCP換算値という薬の量の目安でいうと、私は300㎎くらいはのんでいたいと体感として思います。
今、250㎎くらいなので、ちょっと少ない感じです。のんでいる薬の種類が重い系統なので、それでもいけますが…
今日も元気に?眼球上転も起き、障害者手帳もちゃんと取得しています。
でも、実はあまり病気の実感はありません。病気を気にしないでいられる環境にいるからだと思います。
毎日9時間とか8時間とか寝ていて、職場には配慮をしてもらって、やっと仕事に集中できるようになってきました。
私の回復のカギはジプレキサかもしれないと思っています。その前のリスペリドン・インヴェガでは今の仕事はキツかったように感じていました。
ジプレキサに変えてから、よく眠れるせいか、認知機能が回復してきたのか、本を読める時間も増えました。
落ち着いていられるから、職場でも平和な時間が続いています。
最近、色々な場面で、「普通」の枠からはみだしていて、それに変わるアイデンティティが欲しいと思っています。
「普通」にその場にいられる人でないならば、どんなふうにいたらいいのだろう?
社会に生息する、会社に生息している統合失調症当事者として、どう自分のことを感じていけばいいのだろう?
できることなら、かつて変人で有名な上司に「はなさん、人間はな、よく見たら皆変なんだぞ(だから変でも気にするなよ)」と言ってもらえたように、少し変でマニアックで、でもいてもいいと思われるようになりたいと思います。
ちなみに、その上司に統合失調症をカミングアウトしたときは、「俺も軽い統合失調症みたいなもんだ!」と謎の慰めの言葉をいただきました。
統合失調症でも、変でも受け入れてくれる懐の深さが今の職場にはあります。
昔、病気を知っているとある先輩に、「あなたは病気じゃない。薬をのむのをやめなさい。」と言われたことがあって、「普通」になるように、良かれと思って言われたこともありましたが、私にとってはそれはできないことでした。薬をやめたらあっという間にあっちの世界に行ってしまいます…💧
変でも認めてもらえたら、それが一番です。
変人として認めてもらえている今の職場には感謝しています。