統合失調症の人には「普通」になりたいと切望する方も多いかと思います。
私もそんな一人でした。
「普通」のお母さんとしてできることをやりたい。
「普通」の社員として一人前の仕事をこなしたい。
しかし、そう思って頑張ると、後から手痛いしっぺ返しが体調の悪化としてやってきます…
最近は、家族の中でも、疲れたら疲れていてもう一緒には行動できないと素直に伝えるようにしました。
周りの人は、良かれと思って、それが私のためでもあると思って、一緒にやろうと言ってくれたりします。でも、それは私にはできないのです。
職場の人も、一人前という居場所を私に経験させたくてやってくれているところもありました。
でも、そんな体力というか精神力はないのですよ…
最近は諦めました。疲れきる前に休むって大切ですね。頑張りすぎても誰も幸せにはならないと、今頃になって気づきました…
疲れ切って皆を心配させる前に、体力のないときは、ちゃんと相手に感謝しながら、でも丁寧に謝る。
疲れ切る前に、できるなら休む。
皆が頑張っていても、自分は無理しない。
それは、申し訳ないことだったり、悲しかったり、情けなかったりするのですが、とても大切なことでした。
今も何かあると無理をしそうになる自分がいます。
無理はしたくなります。
「普通」の人として、波風を立てないで生きていきたいと悲しくなることもあります。
それでも、ちょっと面倒くさいけど、丁寧にありがとうとごめんなさい、そして、私はこうだから、こうしたいです、と伝えます。
皆と違うことは、本当は悪いことではないし、大切なことなのだと感じます。