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ブログを書きたくなるとき

私は最近、ブログをあまり更新できなくなってきました。

かつて、ブログは、私にとって、統合失調症の仲間たちを探し出す唯一の手段でした。

最初にかかった精神科病院で、主治医から両親へ家族会だか当事者会への参加を勧められてましたが、病気への偏見の強かった両親は1秒もしないうちに拒否してました…💦

入院中は同じ病気の人だらけだったので、その後に助けになることを結構聴いていました。

問題は退院してから月に1度の通院以外、病気との接点がなくなってきて、でも病気の後遺症的な、メンタルが不調になりやすいときとか、それこそ結婚や出産とかどうなるんだろうとか、そういう悩みがでてきました。

一番は主治医に相談することだとは思いますが、同病の人の色々な事例を知りたくなりました。

かくして、最初は当時流行り始めていたインターネットで検索して、専門家が書いた、患者を被験者としてしかみなしていないひどい内容の情報ばかりを見ては、たまに涙していました。

それから、ブログが流行りだして、同病の人たちの実態が見えるようになってきました。

大変な状態にある人が多い中で、たまにおや?なんかこの人健闘してる?と思える人のブログを読んで、その人のブログを長く読み続けて、自分の中にこのパターンでいけば結構やり過ごしやすいと分かってきました。

それから、統合失調症を抱えて、結婚して、妊娠・出産・育児をすることになりました。

妊娠・出産のときに医療機関や行政で受けた対応が自分の中では納得がいかず、初めて自分の中で、統合失調症を抱えていてもちゃんと育児できるのだとブログで発信する必要性を感じました。

それで、育休中に統合失調症と妊娠・出産・育児について発信しました。

1年くらい続けてましたが、最後の頃は何も更新しなくても200PVくらいになっていたので、精神疾患を抱えて妊娠・出産・育児をすることに不安を抱えている人は多くいるのだと実感しました。ちなみに、二人目が生まれて育児が忙しくなりすぎて、そのブログはやめてしまいました。

今書いているブログでは、当初は、女性の生き方のような、女性への差別のようなことを書きたくて、でもその分野は同じ女性からも非難が多いであろうことが予想できていたので、一度その話は置いておいて、統合失調症を逆に利用して、弱者として社会で生き延びる方法を探りながら書いていました。

ブログを書いていると、普段はちゃんと考えないことを、文章にできるくらいには考えるようになります。

思ってもいなかった自分の本心が良い意味でも悪い意味でも実感できることが増えてきます。

そうして、統合失調症を堂々と宣言して、会社の人達と「同じである」ことを求めなくなって、「自分の」生きたい道を考えて行動するようになりました。

統合失調症をカミングアウトすることには最初は抵抗はありました。皆と同じでないことは、同調圧力の強い会社の中では最初は居心地が悪くなると思っていました。

しかし、会社の「普通」が厳しい立場なので、統合失調症を理由に、子どものいる母親としてはもらいにくかった配慮を、何故か堂々ともらえるようになりました。そして、ワーキングマザーとしては助けてもらえない場面も、ある意味ものすごく偏見の対象にもなる病気を堂々と公言することで、休みやすい立場になりました…

今は、職場の同僚には、「はなさんが休んでくれるので、私も休みやすくなりました」と言われるようになりました…

そして、職場では、仕事もそれなりに回っています。

いつの間にか、私の悩みは統合失調症のカミングアウトから後、堂々と弱みを話すことで減っていきました。

今も全く悩みがないわけではないのですが、生活が充実してきてしまい、ブログを書きたいという欲望が減ってきてしまいました。

私がブログを書きたくなるのは、社会の理不尽にどうしても何かを言いたいときでした。

今は、普通の人よりちょっとあっちの世界寄りの住人になってしまい、その世界も意外と居心地が良くて楽しくなってきてしまいました…

これからブログがどうなっていくかは分かりませんが、統合失調症を抱えていて、「できない」ことはたくさんあるのでどこかで悩むことはやはりあると思います。そのたびにブログを書きたくなるとは思います。

しかし、何でしょう?私はかつては理不尽に感じたことが、今はそれほど怒りの対象にならなくなってきてしまいました。

のんでいる抗精神病薬が変わったのもあるし、子育ての体力的に一番大変な時期が過ぎてしまったのもあると思います。

そして、統合失調症をカミングアウトして、会社の競争から降りられたのも大きいと思います。

母親のコミュニティに参加して、色々学んでいくうちに、世間の母親像にしばられなくてもいいと思えるようになったのも大きいと思います。

やれやれ、大変だったなあ〜

学ぶことも多かったですが、あの時期の大変さにはこりていて、もう一度やれと言われたら断ります。

とりあえず、今は人生の小休止です。忙しいけど、心の葛藤は大分なくなったので、生きるのが楽にはなってきました。

はあ〜(;´Д`)

次は介護かな〜

それまでに人生を楽しんでおかねば…

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