治療をしなかったり、薬を減らしすぎたりすると、私の場合謎の妄想が爆発します。
たまには、そんな妄想の世界を書いてみたいと思います(笑)
初発のときは20年以上前でしたが、無治療で数ヶ月我慢してしまいました。
その時の妄想は、とても辛くて怖いものでした。
職場では皆に悪口を言われているから始まって、気持ちが筒抜けになっている、最後の頃は自分の肉という肉は多くの人に食べられて最後は機械になるという、ホラー映画よりも怖いものでした…
数年前に再発したときは、薬はのんでいました。副作用を少なくしたくて主治医に頼んで半分にしてもらったら、妄想が始まりました。
その時のんでいた薬はなんというか、気持ちよくて気が大きくなりました…
そのため、仕事をしていても、仕事内容に過集中になってしまい、職場にある観葉植物を見てヒートアップした頭を落ち着かせたりしていました。
仕事をしながら、生活しながら、脳が勝手に暴走していきます。見ているのは目の前の書類なのに、私は世の中の全ての暗号を解くような気持ちになって、皆にそのメモをまわしたりしていました。皆、そんな変な私に優しかった…そして、誰一人私の異変には気づかず、上司には「はなさん、人間はな、よく見たら皆変なんだぞ!(だから変でも気にするなよ)」的なことを言われました…
不思議と、そんなときほど自分の本音が言えて、職場には仲良しがたくさんできました。ネットでもたくさんできました。
いつも陽性症状が終わって思うのは、人は本当は人が大好きなのではないかということです。そして、それを素直に伝えるだけで、世界は平和になっていくのではないかと思います。
数年前の陽性症状のときは、世界の見方もちょっと変わって面白かったです。(でも今またああなれと言われたら嫌だと言います。ものすごく疲れます。)
頭の中で、世界が何度も生まれて、滅びて、何度目かの世界に私達が生きている。そんなシュミレーションみたいな映像が頭の中でグルグル回りました。
それから、これから、便利になっていく世の中で、この先の世界はどうなるのか想像していたら、きっと愛の世界になるだろうと妄想しました。
なんだか宇宙から地球を見るような、不思議な感覚になっていました。頼むからもうあの世界には行かさないでくださいと今はお願いしたいです。
妄想が進むと、今いる世界があの世のような不思議な感覚になります。
実は、下の子が生まれそうな頃も、そんな感覚になりました。
人間は、脳や身体がある程度以上疲れると、心があちらの世界に行くのだろうとあの頃から思うようになりました。
なので私はこちらの世界にいさせてくれて、楽に生きられるようになる、抗精神病薬が大好きです。
次、あちらの世界を垣間見るのは、人生の最期のときでいいと思っています。