正しくなくていい

日曜日、子どもたちの大好きなゲームの実況中継のお兄さんから「マクドナルドのソフトクリームは濃くて美味しい」と聞いて子どもたちがそれを食べたいと言ってきました。

早速、私と子どもたちの3人で、あまり混んでいないおやつタイムのマックに行ってきました。

途中、上の子が「マックのチキンマックナゲットも美味しいって学校で聞いたよ~」と言うので、マクドナルドに着いたら、ソフトクリーム2つ、マックシェイク1つ(私はシェイクにしてしまいました💦)、チキンマックナゲット15個入りを1つ注文しました。

美味しくてしばらく無言で皆で食べていました。たまにはこんな遊びも楽しいです!

私たちは、学校で、これは正解、これは不正解という風に、正しい答えがあると教えられて育ってきています。そうすると、何かあってもこれは正しい、これは正しくないと言われても反射的にそうなのかな~と思ってしまいがちです。ルールや常識を無条件で守るように叩き込まれて育ってきましたから。

現実は、正解よりも先に困ったこと(問題)があって、学校で教えているのとは順番が違うのではないかと思います。

私も途中までルールや常識を守れる1人前の大人になりたいと思っていたのですが、子どもを産んで、仕事に復帰して「正しくなんかしていられない!!」という経験を山ほどして、今は考え方が変わりました。

「正しい」は多くの人や力のある人にとってはそれなりに理由があるのですが、その通りにできないことは世の中に山ほどあります。

じゃあ、何が正しいんだ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、多分、「正しい」と考えることがあまり正しくないのだと思います。

世の中には色んな人がいます。色んな事情を抱えています。

私は昔から、ぼーっとしていて、やりたいことはあまり考えずに飛び込んでいました。精神疾患お断りのコミュニティに、そのルールを知らずに入ってしまい、後で気づいて統合失調症だと伝えてみたことがあります。困ったやつだと思われたかもしれませんが、やめろとは言われませんでした。迷惑をかけなければ精神疾患だと言っても何もおこりませんでした。

「正しい」ルールや常識ができるのには、世の中を皆が生きやすいようにするために、ルールをつくっている人たちが考えた理由があります。一見「正しくない」ことをしても、周りの人たちに迷惑をかけないで、それなりに共存できればそのままで生きていけます。

これがわかってくると、結構自由になれます。コツは、そのルールや常識ができた本当の理由を考えることです。そして、本当の理由とはその人たちの困っていることである場合が多いです。だから、ルールがなくても困らなくできるなら、そのルールはなくなります。

精神疾患や親になって、何度も「もう無理!」と思うような経験をしてきたので、その人たちの抱えている困難を想像しようと以前よりは思えるようになりました。

今はルールや常識におびえることは減ってきましたが、画一的に威圧的に判断されるとそれは辛いな~と思うことはあります。

ルールや常識は守るためにあるのではなく、それで守りたいことのためにあります。

多分、ルールを悪意でつくる人はあまりいないと思います。

統合失調症や子どもたちを抱えて生きていると、たまに「そんなルールや常識を押しつけるのはやめてくれ!」と思う場面にでくわします。そういうときは「このルールや常識は何のためにあるのか」を考えて、どうしたらそのルールや常識で守りたかったものと自分の困り事が問題でなくなるかをちょっと考えてみると、自分の行動が変わって、いくらか自由になって、何とかなることもありますよ😃

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