昔、過去は変えられなくて、未来は変えられると思っていました。
過去を思い出しては苦しんでいました。
ところが、色々な集まりに参加して学んでいくうちに、人間の思っている過去とはとても曖昧なもので、真実は人の数だけあることを知りました。
たまたま体調を悪くしてしまい、仕事から離れて、子どもたちも昔から見たら手がかからなくなって、母も今元気なので子どもたちを良くみてくれて、体調を回復させながら、自分と向き合う時間がとれました。
お陰で落ち着いて、体調も回復してきたので、色々な学びの場に参加できる機会が増えてきました。
過去にあったことは物理的には変わらないと思うのですが、自分が経験を積んでいくと解釈がどんどん変わっていくのを感じます。昔は見えなかったものが見えてくるようになります。今は、私は自分が作った過去にとらわれていたのかもしれないと思うようになりました。
自分は孤独で逃げられない、弱い人間だと思っていました。とらえ直してみると、集団にならなくても生きていける、相手に迷惑にならない程度に距離をとることもできる、それなりの強さもあった人間なのではないかと、ふと、思いました。
そういう思いが生まれてから、今の自分を見たら、頑張ってきたなあ、頑張れる幸せな立場にもいたなあ、と思いました。
なんとなく自分を肯定できて、そうすると感謝の気持ちが湧いてきました。
私は変われるでしょうか?もっと落ち着いて、自分も人も好きになれるでしょうか?
今までと違う感覚で自分を認めることができはじめたような気がします。