夢を持つ幸せ

結婚して子どもを育てて、仕事して、それで自分の全ての時間を使っても足りなくて、疲れきって、仕事を何度も休むようになってしまいました。こんなはずではなかった家族の形、職場での情けない自分の姿に打ちのめされ、この先に待っている自分の人生が見えてしまってそれもとても辛かったです。

私は今は職場の普通の社員ではいられなくなりました。実際、同期には私と同じ職位の人はいないと思います。皆はるか彼方にいってしもうた~万年平社員、崖っぷち社員とは私のことです(笑)

ここ10年近く、こんなはずではなかったのにという、強いストレスを常に感じていました。

そんな、夢も希望も忘れていたときに、20年ぶりに統合失調症をぶり返しました。

久しぶりの陽性症状。多分あのままあと一月も我慢していたら、私は二度目の精神科入院になっていたことでしょう(  ̄- ̄)

不安で怖くて布団からでられなくなったりもしましたが、なぜか見るものも聞こえるものも新鮮に感じ、感動し、そして、ありもしない白昼夢を見ました。

ホセ・ムヒカさんのリオ会議での演説に、(多分)言ってないはずのことを聞いてしまいました。

「大陸に運河を造るんだ!砂漠に木を植えるんだ!」

それを聞いたとき、なんてすごいことを考える人がいるんだと本当に驚きました。しかし、陽性症状がおさまってから何度演説を聞いたり本を読んだりしても、その言葉はどこにもでてきませんでした。

あれは統合失調症が私に見せてくれた夢だったようです。

しばらくは自分の体調を回復させるだけで大変でしょう。今も体調は回復の途中です。

仕事は好きだけど、いつも目の前のことでいっぱいいっぱいでした。

この歳になって、夢と言えるものを見たというか持ったというか(笑)

最初はあれ?白昼夢だったの!?くらいに思っていました。でも、時間が経つにつれて、叶えてみたい夢に変わっていきました。

もう40半ばの統合失調症の疲れきった、英語も話せないおばさんの夢です。

たくさんめんどくさいことや嫌なことはありますが、ふと、空を見上げて、大きな大きな空を見上げて、この空の下に大きな大きな運河や森を造って、この世界から飢えや貧しさが消えて、繁栄して…

自分はとても弱くて脆い生き物だと思います。でも、人間は皆そうだとも思います…

『FACTFULNESS』という本を読んで、これから地球の人口は120億人まで増えて、そこで人口の増加はとまるだろうと書かれてありました。そして、世の中はまだまだ貧しい人がたくさんいて、そんな人たちが日に日に豊かになっているとも書かれてありました。豊かになれば、世界中の人がより食べ物を欲しがると思います。

砂漠の緑化はこれからますます必要になるかもしれません。

あまりに壮大な夢過ぎて、今すぐできるのは、本を読んで学ぶことと、実際に植物を栽培してみて経験を積むこと、それから今の仕事を頑張ることくらいでしょうか?苦手な英語も工夫して少しずつ始めてみました。

生きているうちに叶うかわからない夢ですが、考えているととても気持ちが良くなるので、もうちょっと調べてみようとか、体力をつけるのに頑張って運動しようとか、新しいことに挑戦する習慣をつけようとか思うことができるようになりました。

その事を考えていると、結婚してから常に感じていた強いストレスがどこかに消えていきます。

夢であってもいいです。でも夢に向かって一歩を踏み出す今も、生きているだけでとても幸せです。

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