今日は職場に行ってきました。
休職のための診断書を提出して、そのときに色々職場の方と話していたら、職場の状況が戻れるどころではなくなっているようで、撃沈して帰ってきました。皆大変そう…
障害の有無に関わらず、世の中を生き抜くのは大変ですね…😖
今日はデジタル版の新聞記事で、障がい者だから交際を禁止されたという記事を読みました。
私は、統合失調症患者ですが、確かに妊娠してから行政や医療機関の対応には泣くほど悲しかったことがあったなあ、と思い出しました。上の子を妊娠して最初に行った病院で、産むんですか?と言われたときは本当に悲しかったです。精神疾患の人が妊娠するとめでたくはないのでしょうか?育児は精神疾患関係なく大変だし、本当はだれも一人ではできないものなのになあ~子どもは親のものじゃないよ。社会の一員だよ。
私は育児の本当に大変な、子どもが0歳児と2歳児のとき、夫以外の親族のいないところで育児していました。
上の子だけのときは、よく寝てくれる子だったので、楽勝!と思って甘く見ていました。下の子は一日中泣き続けるし、イヤイヤもとても強い子でとても大変でした。下の子を先に産んだら多分一人っ子になっていたと思います。
当時住んでいたアパートには、うちの子と同じくらいの2人の子どもがいる転勤族のご家族が住んでいました。
すごくかわいいお母さんで、会うといつもニコニコされていましたが、夫が外でたばこを吸うと、夜な夜な子どもへのものすごい罵声が聞こえてきて、夫は心を痛めていました。
私はもともと精神疾患持ちなので、己の力には限界があるだろうとはなから思っていたので、利用できる社会資源は使い尽くす勢いで利用させていただいていたので、あのお母さんのようにならないで済んでいました。病気でない人にも育児は助けがないとしんどいよなあ、と痛感した時期でした。子育てサロンでも、皆お母さんは疲れきっていて、そのサロンの設立者の方に「ここにいれば早く時間が過ぎるから」といわれて、日本の子育て環境の闇を見ました。
育児って、自分の体調だけでなく、子どもの状態や相性、助けてくれる人が身近にいるかどうかでかなり違います。
たまに、育児が天職みたいなタイプの人もいますけどね。
今の世の中は育児への助けが足りないのでしょう。転勤族で地縁のないなかで育児するのは本当にきつかったです。でも私でも上の子だけのときは余裕だったから、時と場合によるのでしょう。
精神疾患を持っていても子どもを持ってもいいかという話は、いいとか悪いとかではなく、自然な事なんだと言いたいですね。そして、巡り合わせで、幸せだったり大変だったりするのでしょう。
最近色々な精神疾患の方にお会いして、精神疾患と一言でくくるものではないと思いました。同じ人でも、体調は刻々と変化しますし。どんなに強い心と身体を持っていても、壊れるときは壊れるし。
色々な人の助けを借りて、なるべく無理しないで子どもを大切にしながら育児できれば、育児は何とかなるのではないかと思います。どうせだれにも大変なときはきますし。そのときにどれほど自分が情けなくても、助けを呼べることが大切なんだと思います。自分だけで抱え込むのはやめた方が良いと思います。子どもは社会で育てるものです。社会との繋がりだけはしっかりもっていた方が良いと思います。
そんな私は、育児を放り投げて母に任せて、一時は仕事ばかりしてしまいました。
精神疾患を持っていてもちゃんと子どもと向き合って、がっつり子育てしている人もいるのに、我ながら困ったヤツです。
それでも職場では多くの人がそんな環境で育児していた(任せていた?)ので、罪悪感は少なめでした。
精神疾患患者はどこにでもいますよ~
職場にも、家庭にも、地域にも。あなたの隣にも(笑)