私は普段は何の悩みもないようなとぼけた性格をしているときもありますが、悩むときは悩んでいます。
悩んでいるときって、気持ちが孤独です。実際はひとりぼっちではなくてもそんな気持ちになります。
そんな悩みをどうやって乗り越えてこれたかというと、仲間の存在が大きかったような気がします。
悩みがあるなら、同じ悩みを抱えている人で集まるといいと聞いたことがあります。
一人だとものすごく苦しむのですが、一人でも同じ悩みの人がいると、気持ちは軽くなり、一歩を踏み出す勇気がでてきます。
20年前に統合失調症になったとき、陽性症状の影響で、私は友達のありがたさを実感することができました。それで人生を救われました。
一人ではとても太刀打ちできなかったたくさんの悩みを、愚痴りあいながら気がつくと乗り越えてきてしまいました。
気がつくと、友達の中で一番頼りないと思っていた自分が、かなり恵まれた立場になっていました。
これで孤独になりました。
悩みを相談したくても相談しづらい立場になってしまいました。
そんなとき、統合失調症をはじめ、同じ悩みを持った人達のコミュニティに参加してみました。
そこで、自分なりに人の悩みに答えることを何回かやって、気づくとあんなに悩んでいた孤独感から解放されていました。
人間は社会的な動物で、一人では生きられないと言いますが、そうなんだな~と実感しています。
もしかすると人間は、自分だけ幸せになることはできないように設計されているのかもしれません。
そして、社会の中で、自分にもできることを見つけることは、人間らしく幸せになるために大切なことなのかもしれません。