子どもが統合失調症になってもダメージの少ない育て方

私は統合失調症です。夫は違うので、うちの場合、片親が統合失調症になります。この場合、子どもが統合失調症になる可能性は10%(諸説あり)くらいだそうです。

私はリスペリドン1.5mgでも陽性症状がでるくらいなので、統合失調症そのものの重さは軽くはないのではないかと思います。多分、治療までの期間が短かったのと、今ある薬がよく効くタイプだったので、社会復帰ができたのではないかと思います。あと、会社に助けられました。

10分の1の可能性って、どうなんでしょう?統合失調症は予防することができるのでしょうか?なってしまった場合、症状を軽く、人生への影響を最小限に済ますことはできるのでしょうか?

実は私の場合、症状がでて半月で精神科にかかっています。統合失調症の知識がなかったために、残念ながら7ヶ月もそれから放置してしまいましたが、結果的にとても良い医療機関にお世話になって社会復帰できるほどに治していただきました。

医療機関受診のきっかけは、当時職場にまわってきた「うつ病チェックリスト」です。それを試してみたら、すべての項目にチェックがはいり、自分はうつ病だと勘違いして精神科を受診しました。

そのときに「盗聴されています」と怯えて言ったところ、先生はすぐに統合失調症だと見抜いてくれて、のちの適切な治療につながりました。

このきっかけがなかったら自分はどうなっていたのか恐ろしいです。

話が戻って、子どもたちには日頃から、私が統合失調症であることを病名も体調も薬の話もオープンにするようにしています。子どもたちは聞いてないようで聞いています。

そして、今は小学生ですが、もう少し大きくなったら私なりの統合失調症への理解と具体的な症状を直接話しておいて、万が一のときは速やかに医療につながるように伝えておこうと思います。

それから、子どもたちを認めることに気を付けています。そして子どもたちに、いつでも率直に意見を言ってもらえるような人間関係を目指しています。子どもたちの異変があった場合、早めに気づきたいからです。これは自分が当事者なので早く気づけるといいな、と本気で思っています。

子どもたちはのびのび育てたいと思っています。子どもたちが自分が好きで、自由に生きるためにどうしていけば良いかを自ら考えて生きていてほしいと思っています。何かあるとなるべく子どもたちにどうしたいか聞いて、考えてもらえるように気をつけてきました。工夫したり創作したりができると強いと思って、小さいときはいつも折り紙とハサミとのりとセロハンテープを常備して、子どもが自由に何かできる分野を作ってきました。

統合失調症になってもリカバリーするには、どうしたら良いかを考える力があったらいいのではないかと思うからです。

そして、「困ったときは相談してね。解決できるとは限らないけど、一緒に考えることはできるから」といつもいっています。人生では、人の力を借りないと生きていけないからです。

最後に、自分にも子どもにもあまり期待しないように気をつけています。完璧な子育てなんて誰にもできません。人間はいつまでも成長し続ける生き物です。家で十分な教育ができなくても、その後、自分と人を信じて自分で何とかしていくと思っています。それが人生の醍醐味なので、そこは見守っていくべきで、奪ってはいけないところだと思っています。

私は集団が苦手ですが、子どもたちは保育園と学童でかなり揉まれています。習うより慣れろで、人のなかでうまく生きていく知恵を身につけてくれたらいいなと思います。

そして、私はこんなことを言う資格も本当はありません。育児がかなり親に丸投げで、親としても妻としても娘としてもちゃんとしてません。

なので、今、子どもが何か好きなことがあって、ワクワクしながら生きてくれたら嬉しいなと思うだけです。

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