母を見て想う

昨日、母に「一緒に商売しよう」と言ったら「冗談でもやめてくれ」と言われた。

母は家事や家の仕事をする以外はゴロゴロしてテレビを見ているのが大好きだという。

そりゃ確かにこの年齢でリスクを取って、わざわざ大変なことに挑戦する気にはとてもならないよな~と思って納得した。

すいません。母上<m(__)m>

私一人で趣味のように挑戦します。うまくいった時だけ母に教えます<m(__)m>

私がホームセンターで色々買い始めたのをみて、母は「あ~あ、無駄遣いして…」とため息をついている。最近は図書館で本を借りて、いい本だけ自分でアマゾンの中古品を買う習慣がついて、いくらかは昔よりは使ってないと思いたいけど(^^;)

いいんですよ(^^;)今のところ、夫が稼いで生活費は払ってくれているから。私の収入を私が好きに使える状態もいつまで続くかわからないんだから。仕事が続けられるかもわからない。使うなら今のうち…

「商売はそんな甘いもんじゃない」ってそうだとは思うけど、ものはやりようとも思うし、挑戦するなら今しかできないかもしれないし。仕事を続けていくのも生半可ではないし、結局、何をやっても大変さってあるし…

母と一緒に子育てや家事をしていく中で、母の動きや仕事の覚え方をみて「この人はやる気があれば何でもできる!」って心から思っちゃったんだよ。

最初は確かに私が飛び込んでやってみて、どうしたらうまくいくかを自分で考えてそれを母に教えていたよ。そしてできるだけ丁寧に伝えてお願いしてた。

母はそれを素直にやってくれた。目下の娘が言っていることなのに、自分の仕事が増えるだけなのに。

でも、そのうちに、私が言わなくても母は自分でそれを覚えて、自分で調べて、新しいことにどんどん挑戦することを楽しむようになってきた。

私たち夫婦が母に払ったお金(生活費)を母は、自分の楽しみ以外にも、たくさん私たちのために使ってくれている。

そんな母は、私が何かをほめるたび、いつもその人のことを呪うようなことを言う。

「やっぱりあの人は能力が高いからそうなったんだ(私には無い)」

「ほらやっぱりそういう人は環境に恵まれたからできたんだ(自分にはそんな幸運はない)」

「私みたいな才能のない庶民はね、こうして地べたをはいずりまわっているのが似合っているんだ、あんたも今の仕事が無かったらこうなるんだ」

母は今まで、自分で考えて、自分で工夫して、自分で成果を受け取ったことがほとんどないんだよ。

父も母の両親もそんなこと母にはできると思わなかったんだよ。されたら困るくらいに思っていたのかもしれない。母は、誰にも褒められなくてもお金にもならなくても誰かがやらなければならないたくさんの「名もなき家事」や「補助的な業務」を父親よりも長時間こなし続けてきてくれたんだよ。

私はそのおかげで、自由になって、仕事に打ち込めた。自分で自分に投資できるお金を手に入れられた。たとえ統合失調症になっても。

昔の人は「女の幸せ」と言うけど、母は自由な人達を見て、自由な人を呪っているんだよ!自分には能力や運がなかったからできなかったって、いつもそういって自分ができないことを我慢して地味な仕事をやり続けてくれたんだよ。

私も夫の両親にそれを望まれている。だから、縁の下の力持ちになり切れない私は何度も叱られている。

夫は転勤のある大企業で管理職をしていて、妻や子どもがいる自分の立場が好きみたい。

父親も夫も、大変な仕事をしているというのはわかる。そのお金で私たちは暮らしていけてる。

でも、それを支えている家庭内の労働も地味でとても我慢が必要で、お金を社会からいただく種類の仕事ではないから、どんどん生きづらくなりやすい。

すごく大切なことをしているのに。

父親はそもそも女を低くみているから話にならないし、自分のピンチの時には何を買ってでも対策したりしていたけど、母は同じくピンチにたってもお金を使わない方法を工夫して自分で何とかしてきていた。

夫は私がもう10年訴え続けてきたので「感謝しています」と口では言うけど、そのためにいくらかのお金を使ってほめたりされてもちっとも嬉しくなかった。その時、私は違う言葉や行動が欲しかった。そういうことを具体的に伝えたりも何十回とした。

でも、夫は変わろうとはしない。本当に聴こえていたらそんな反応をするはずない反応しか返ってこない。

それも夫に言った。でも夫は変わろうとしない。私のためには「男のプライド」は何一つ捨てられない。たとえ目の前の私がもがき苦しんでいるのをどんなに訴えていても。

結局、そんな私を自分の人生=命=時間をかけて助けてくれたのは、自分は何もできない、自分は何の才能もないって言っていた母だったね。

今すぐではないけど、今度は介護で大変な時期が来るのが想像できるから、こういうぽっかりできた自由な時間といくばくかのお金がある状態って貴重だと思う。

統合失調症で休ませていただいて、やっと抗精神病薬の調整がうまくいって活動できるようになったから、復帰するまでの一か月弱の期間は体調を安定させつつ、体力づくりをしつつ、子どもたちも大切にしつつ、あいた時間には全く関係のない挑戦と挑戦できるような体制づくりを考えている。

大したことは何もできないかもしれない。それでも挑戦せずにはいられない。

私は社会の理不尽に燃えるタイプなんです!(^^)!

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