統合失調症を子どもにどう説明する?

現在、子どもは2人とも小学生ですが、今年職場にカミングアウトをするまで子どもにも私が統合失調症だと言えないでいました。

子どもを産んで以来、子ども達が乳児の頃から、いつ病気を伝えるか、どう伝えるかは私の中で頭の痛い問題でした。

私は統合失調症です。両親が統合失調症でない場合、子どもの発症率は約1%と言われています。ところが片方の親が統合失調症の場合、子どもが同じ病気になる確率は10%と言われていて(文献によって誤差はあります)、万が一子どもも統合失調症になった場合のことを考えておかなければならないと思っていました。

統合失調症は早めに適切な投薬治療を受けて、合う薬が見つかり、更に幾ばくかの配慮をしてもらい環境が調整できればそれほど怖い病気ではないと思っています。

だからこそ、子どもが万が一統合失調症になったとき、どう伝えておくかは子どもの人生を左右する大切な事だと日頃から考えていました。

以前、一時的に診てもらっていたある主治医に子どもに病気をどう伝えたらいいか相談したことがあります。

その主治医は「はなさんの場合は生活に支障がないから言わなくてもいいと思いますよ」と言っていました。やはり、偏見があるからとのことでした。

そうしてずるずると生活しているうちに子どもたちは小学生になってしまいました。

私が統合失調症だと言えなかったのは、私が一番統合失調症ということを受け入れられてなかったからだと思います。自分が受け入れられない苦しみだったので、子どもに伝えたら子どもも苦しむと思っていました。

自分が統合失調症という事実が辛かったです。自分の周りには同じ病気の人がほとんどいなくて、実際の統合失調症の方がどういう人たちなのか知らなかったからだと思います。

その気持ちが変わったのは、統合失調症のコミュニティに参加させていただいて、同じ病気の方達が大好きになって統合失調症へのイメージが大きく変わったからです。

それまで、統合失調症にも自分にもマイナスのイメージが強くて、統合失調症の自分が受け入れられないだけでなく、自分自身にも価値がないとどこかで思っていました。

子ども達に統合失調症だと伝えてみて、子どもたちの態度は一切変わりませんでした。当たり前です。統合失調症でも今までと同じただのママです。

変わったのは私です。それまで言えないで自分さえ我慢していればいいと思っていたことを、自分を肯定しながらも丁寧に伝えることができるようになりました。

統合失調症をカミングアウトした頃から、それまで職場であった軋轢についても理由をちゃんと説明することができるようになりました。自分が変わってみて、変わる前の自分が一番偏見で苦しんでいたことに気がつきました。

今、私は障害者手帳を申請しています。うまく通れば私は障害を持った人としてありがたく配慮を受けたり制度を利用させていただこうと思っています。

障害者手帳をとったら子どもの前で使おうと思っています。そして、

「ママはね、病気があって病気でない人のようには生きられないから、障害者手帳というものをとって、普通の人よりも生きやすいように助けてもらっているんだよ。」

と、「幸せそうに」言ってみようと思います。

子どもはいつも親を見ています。親の言葉よりも、親の態度や親が幸せか苦しんでいるかをジーッと見ています。

それには親が障害者かどうかなんて関係ありません。

私は障害者として無理なく生きることで、より幸せに世の中を生きていきたいです。

統合失調症の親が、統合失調症と共に幸せに生きている姿を見せておくことが、子どもが統合失調症になってもならなくても、一番子どもの心にいいのではないかと思います🎵

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