統合失調症と子ども2人を抱えて思う人生の攻め時守り時

私は20代前半で統合失調症を発症しました。

それまで精神科に行ったこともなければ統合失調症(当時は精神分裂病)という病気が存在することすら知らないで過ごしていました。

気付いたら狂気の世界?に迷い込んでいました。そこから回復するにはやはり年単位で時間がかかりました。

その間、統合失調症にならなければ今の会社を飛び出そうと思っていました。

なぜか統合失調症になって、今の会社を辞めるわけにはいかないと思って、守りのつもりで一生懸命に会社にしがみつくための手を考えていました。

回らない頭で人に頭を下げて一緒に考えてもらう。

簡単でも皆が嫌がることをできるだけ買って出て、その仕事を必死におぼえる。

プライドを捨てて理解できるまで聴く。

他の人には簡単にできることがなかなか覚えられないことはもどかしくもありましたが、プライドを捨てたコミュニケーションのおかげで色々なトラブルを回避でき、よき理解者に恵まれ、かえってここまで生き残れたのではないかと思います。

実は自分では守りのつもりで意外と攻めていたような気がします(^^;)

プライドを捨てること自体、すでに守りではなかったかもと今では思います(笑)

会社で生き残るために守りのつもりで、会社の人は見向きもしない初心者向けのパソコン教室に通いましたが、結果的にそれが今の仕事でもかなり役に立っています。

何とか仕事に食らいつきたくて仕事の傍ら仕事に直結する資格試験の簡単な問題集を買ってきて5回くらい繰り返し解くことは、わりと新しい仕事をするたびにやりましたが、資格はとれなくても仕事の内容の理解には大いに役に立って今でもその知識に助けられることが多いです。

人生には守り時と攻め時があるのかもしれません。

でも、攻めてるような気でいても、振り返れば足元がおぼつかなかったり、守っているつもりでもそれが結果的にとても強い「生きていく力」に変わったりしました。

統合失調症になって、休職して、防戦一方に見えるかもしれないとき、私はそれまで誰も信じることができなかったはずなのに「人を信じる力」を手に入れました。それから復帰して「プライドを捨てて体当たりする度胸」がいくらかつきました。それから7年婚活して粘って、「統合失調症くらいでは逃げない人生の相棒」を何とか見つけることができました。

逆に子どもを産み育てるときって、一見人生で一番攻めているようで、本人にとっては人生で一番弱っている守りの消耗戦でしたね(^^;)

これでよく今まで生きてこれたな~と思うことは多かったです。

今はどうなんだろう?

統合失調症で陽性症状がでてしまい、休職中です。

幸い、早め?に見つかって、なんとか深いダメージは避けられたかもしれません。(あくまで発症して入院したときと比べればですが…)

自分から言っていてなんですが、攻めるとか守るってなんでしょうね…

病気から回復できれば、他の人と変わらずに働けるようになるのでしょうか…

一般の人が考えるような人生の攻め方は、統合失調症でなくても子どもをもったらまず無理です。自分の時間なんてまず取れません。子どもを産んだら人生を立て直すのが難しくなりました。

それでも、統合失調症でも出産でも人生で苦労したときは、守っているようで、その後の生き方に大きな影響がでてきますね。

その状況に適応しようと必死に「守る」つもりでもがいていたことが、「攻める」つもりで他の人達が学ぶよりも深く早く大切なことに気づかせてくれて、気が付けば家族からも職場でも(一番下の立場のはずなのに)頼りにされているような気持ちになることが増えてきました。

「守る」つもりで必死に何かをしているとき、実はものすごい勢いで「攻めて」いたのかもしれません。

  1. ようこ より:

    こんばんは。
    私は物事においても、人生においても、攻めと守りと言う発想はありませんでした。
    子育ては自分の時間は削られますが、子供と共に過ごした楽しいやり取りは、私の中で貴重な財産だと思っています。
    人生の先輩も、還暦あたりで自分の時間が多く取れるようになってきた、と言っていました。
    攻めも守りも表裏一体で、その時その時のベターな方向へ駒を進めてきた結果が「今」なんだと思います。
    私は一足先に福祉のお世話になり始めました。
    障害を受容した事で、自分は人並みには働けない、そのぶん社会にできる事をしようと思っています。
    少ないパートの給料から、先月初めて税金が引かれました。
    少しだけ社会に還元できたかな、って思っています。

    • はなはな より:

      ようこさん、おはようございます。
      再びのコメントありがとうございます(*^^*)
      攻めと守りの発想は…最近漫画の『キングダム』(中国古代の戦争もの)にハマっていたのでただその影響かもしれません(^^;)
      あとは、自分の意思で緩急をつけて「今だ!うおー」って頑張ったり、「今はユルくいこう」とのらりくらり過ごしたり、自分の中で戦略遊びをするのが昔から好きだったからかもです…
      ようこさんは病気をもちながら家のことも子育ても仕事もしていて、すごいと思います。
      家事育児までされていて、少しだけ社会に還元なんて考える必要ないと思います。
      家事も育児も際限がない分仕事より大変だし、そのうえ仕事までされているのですよ!
      ようこさんはすごいことをされていると思います。
      私は休職しているので今福祉のお世話になるよりもっと公的にお金を使っていただいています。
      「人並みに働く」は決して「人並み」ではなく、色々な状況に恵まれた一時期だけできる働き方でそちらの方が特殊なんだと思うようになりました。
      子育ての時期も老後も体調を崩したときも、人生では当たり前のことなのだと思います。社会もそのうちに変わっていくと思います。
      私はこんなやつなので、もっと会社で自己主張して悪あがきしようとしています。
      悔しいからもうちょっとだけ壊れない程度に社会にがっつり関わってみたいと考えているだけです。
      子どもさんと楽しい時間を過ごされていて、本当に尊敬します。私は性格上子どもとがっつり関われないので。本当は今、子どもとしっかりと向き合わないとあとでとても後悔するような気がしています。
      だだ、どんなふうに関わったら皆で幸せでいられるか自分でもよくわからなくて色々あがいています。
      コメントいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございました。

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