統合失調症をもちながら社会に参加するときに気になること

最近、女性、特に母親を中心とした200人台の規模のコミュニティに入りました。

統合失調症とは全く関係のないコミュニティです。

実は、以前にマネー系のコミュニティに参加していたら、参加してから「精神疾患の方はお断りします」と規約にあるのに気付いてしまって慌てたことがあります。(だからといって統合失調症とカミングアウトしてもそのコミュニティでは黙認してもらえて、わざわざ追い出されたりはしませんでしたが。)

念のために書いておきますが、そのコミュニティの方は精神疾患患者が嫌いなわけではなく、以前に精神疾患と思われる方の対応で管理人さんたちが疲弊してしまい、致し方なくそのような規約にした経緯があるそうです。

今回参加したコミュニティは規約に精神疾患に関する記述はないのですが、あえて統合失調症のことは伝えていません。

私は必要と思うとき以外はあえて病気のことは言いません。

例えば糖尿病の人が病院にかかるときにどんなときでも「自分は糖尿病です」と言っているかというと、必要な時しか言ってないような気がします。統合失調症もいつでも話す必要はないのではないかと思っています。

しかし、一応調剤薬局は同じところにお世話になって薬の飲み合わせだけはチェックしていました。

そういったことを忘れて生活できればいいのですが、やはり時々は統合失調症ならではの状況がかみ合って正直に伝えるのが難しくなるときがあります。

私はリアルでは統合失調症の友人・知人が長く皆無でした。ずっとこの病気については必要だと思ったときに医療関係者に伝えるときや婚活でカミングアウトするとき以外は言ってきませんでした。

今回のコミュニティは実社会で苦労もしていてかつ奮闘している方が多い感じがします。

そこで自分を開示するなかで、統合失調症とは言わなくても「体調不良で休職中」とは伝えることになります。

「統合失調症」といきなり伝えることには抵抗があります。統合失調症への偏見は大分なくなってきたとはいえ、「いきなり」では面食らうのではないかと思います。知らない方も多いと思います。

とりあえずある程度素の自分でできる限り丁寧に誠実に参加させていただいて、それでも無理ならそのコミュニティとは「価値観が合わなかった」と言うことでしょう。病気はあまり関係ないと思います。意外と偏見を一番もっているのは自分で、世間はただ知らなかったりしてるだけのことも多いです。

病気や健康は生活に根差した重要なテーマの一つですが、なかなか伝えるのに気をつかう分野ですね。

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