夫婦での生活がはじまった…(統合失調症の妊娠出産育児体験記7)

いよいよ転勤族の夫の赴任地で家族3人の生活が始まりました。

当面必要なものは車に積んで引っ越しのときにもっていって、それ以外は料金の安いヤマト便(当時)で実家から送ってもらいました。

ここからは育児に加えて家事も自分がやらなければなりません。夫は料理を全くしない人でした…

それでもまずは夫に赤ちゃんを預けて、まな板や包丁や鍋とかフライパンとかを買い出しに行きました。

電子レンジだけはありましたが、友人たちから結婚祝いにちょっといいオーブントースターをいただいたのがものすごく役に立ちました。

職場以外の人達からいただいたお祝いのお返しに、百貨店に行ってカタログギフトを送る準備もしてきました。

2LDKのアパートでしたが、夫は転勤族なのにものが捨てられない人だったので、1部屋は山のようにものが積まれた物置になっていました…ずっと1LDKで過ごしていました…

夫は長いこと男の一人暮らしを続けている人でした…

そのため、家族で使うにはあまりに冷蔵庫が小さくて、仕方なく近所の家電量販店に行って大き目の冷蔵庫を買ってきました。

その頃、出産で体型が激変し、以前着ていた服が着られなくなってしまって、でもゆっくり買い出しに行く余裕がなくて、割高ですが通販で購入していました。私は育休で夫の勤務地にいる間はずっと通販で買った「楽」な服をボロボロになるまで2着を交互に洗濯しながら着て過ごしていました。疲れていたので、以前はしていた化粧もやめてすっぴんで過ごしていました。

後で洗濯機が壊れて洗濯乾燥機に買い替えるとき、やはり家族で近くの家電量販店に行ったら店員さんがはじめは私に名刺を渡していましたが、私がボロボロの服を着て化粧もしないでフラフラでいて、夫の方に買い物の決定権があるとわかったら、私の手から名刺を無理矢理引き抜いて夫にニコニコしながら渡しました。

それ自体もショックでしたが、それをみた夫がそのことに何も感じなかったらしく、その夜、私が「あの店員はひどい!あんなところで買わないで!」と言っても次の日にそれを忘れてそこで買おうとしていたのをみて、差別や偏見にあったことのない人は差別された人の気持ちが分からないのだということが分かりました…。

そんなことを言っていても、やっと夫婦のスタート地点に立ったところです。これから二人で協力して生きていかねばなりません。

私は夫に自分がかける負担を極力減らしてあげたいと思っていました。

家族のために仕事での失敗は許されないと思い込むと辛いだろうと、暮らし始めたころに、夫には「私も仕事をしていてどうしようもないピンチに何度もあってきたよ。仕事は続けられているだけですごいことだと思う。たとえ社長になってもリストラされても頑張った結果なのだから、それでいいから「壊れないように」仕事をしてください」と言っておきました。

夫はその頃仕事で大変な人間関係に巻き込まれていて、それでも「家庭には一切職場のストレスは持ち込まないから」と宣言してくれて、実際に職場で相当なストレスに耐えていたらしく、トイレの中から「あの上司め~」みたいな声がしょっちゅう聞こえてきていましたが、私や子どもにあたることはなく、子煩悩なため育児も積極的に手伝ってくれていました。

実は先に結婚した友人に「旦那さんにうんちのオムツ替えまで教えておかないと他人事だと思ってやってくれなくなるよ!最初が肝心だから、オムツ替えとかも全部「当たり前」だと教えておいた方がいいよ!」と言われていました。

本当に、そうしておいてよかったです。おかげで、子どもを連れまわすことなく夫に託して定期的な通院も行くことができ、良い息抜きになりました。

あるときは、私が熱を出してごはんの準備ができないときがありました。そんなとき、夫は赤ちゃんにミルクをあげてくれて、とても助かりました。「ごはんを作れなくてごめんね」と言ったら、夫は「俺が何とかするから大丈夫だよ!(^^)!」と言って、自分の分だけのお弁当を買ってきました…「あれ!?私の分は?」といったら私がお腹を空かせているという発想がなかったらしく、夫婦あるあるですが、あとでそのことを私にチクチク言い続けられることになるのでした…

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