※今回書く内容は、医学的知識のない一当事者の経験と感想です。薬は各個人によって効き方も副作用もまちまちです。安易な変薬はリスクが大きいので主治医の先生とよく話し合って注意深く行動されることをおすすめします<m(__)m>
エビリファイ12mgで11年もった。とりあえず再発はしなかった。幻聴が聞こえたことも自覚症状としてはなかった。
けれども一年近く前に、エビリファイからリスペリドンに変薬した。
きっかけはコロナ。電車で2時間かけてそれまで通っていたメンタルクリニックから車で通える県内のクリニックに転院した。
ちなみに、そのクリニックは昔カウンセリングだけに通っていたことが少しだけあって、やはり紹介状なしでも診察してくれたが、診断名に統合失調症を多分入れている、と受付の人にいわれていたのであきらめていたところ。後でもう一度電話して先生にきいてもらったら、診断名をぼかして書いてくれると言われたのでそこに転院した。
その前にいた大都市のメンタルクリニックでは薬はいじらないでとにかく診断書で休ませてくれた。
新しいクリニックでもやはりストレスが絶えないことを言っていたが、そこの先生は
「もしかしたら薬があってないのかもしれない。」
と言い出した。
このストレスの原因が、薬があってないから???
とっさに言われたのでびっくりしてぽかんとしていたら、その先生は
「リスペリドンにしてみたい」
と言い出した。
その先生の処方は、近くの薬局で薬をだしてもらうときに、全体的に薬の量がとても少ないと薬剤師さんからきいていた。その薬局では眼球上転の副作用でアーテンをのんでいる人がいなくて、アーテンの在庫がなかった。そのうえ、待合室でも具合の悪そうな患者さんもあまり見かけたことがなかった。
変薬にはリスクがつきものだ。エビリファイで一応11年育児も仕事も続けていけていたのでどうしようか迷った。
(もし、入院中にリスペリドンを試していて、効かなくて変更した経緯とかあったら困るな~)
そう考えて、統合失調症を発症して最初にかかった病院に連絡して、私は入院中はジプレキサ以外のんでいないことを教えてもらった。(紹介状に書いてもらった。)
それからそのクリニックの先生に紹介状を渡して、思い切って変薬することにした。
エビリファイ12mgを少しずつ減らしてリスペリドンを少しずつ上乗せしていった。
エビリファイは少量だと賦活作用がでると書いてあったが、本当にエビリファイが少量になったときは妙にハイテンションになって困った…
リスペリドンをのみ始めたら、それまで荒れ狂っていた嵐のような心が急に晴れ渡るようなすっきりした気持ちになった。これにはびっくりした!
かくして
エビリファイ12mg→リスペリドン3mg
の変薬が完了した。