統合失調症×パワハラ

私は入社2年目に統合失調症を発症して、今も同じ会社に勤めさせていただいている。

今まで良く続いたなあ、と思う。

最近は大分疲れてきてしまって休むことが多くなってしまったけど、発症してから8年ぐらいは有給休暇だけでやってこれた。(平日にH先生に受診するのも有給休暇で十分だった。)

職場の方が配慮してくれて、訳ありコース(窓際?)にしてくれたからなんだけど、そこでも何もなかった訳ではない。

時々運悪くパワハラ(私の場合は「いびり」程度だったけど…)にあってしまうこともあった。

今回は、そんなとき自分がどう対処したか書いてみようと思う。

そもそも、誰かを標的にしたい人というのはその人自身が攻撃しないといられないくらいの何かを抱えていたりする。

そういう人は、いつも攻撃できる人(自分より弱そうで反撃してこなさそうな人)を探している。

逃げ場があればそういう人からは逃げられるのだけど、職場では閉じられた世界のためどうにも逃げられないときが発生する。

そういう人に限って、最初はすごくいい人のようなふりをして近づいてきて逃げられなくしておいて、だんだんと本性を現してくる。

運悪く普段なら絶対近づかない人でも仕事で関わらないといけなくなると大変!

で、そういう人はすでに「反撃してこなそうなおとなしい人」を攻撃していて、同じことをしようね、と平気で言ってきたりする。

大体私はそれができなくて、最初に標的になっていた人が人事異動とかでいなくなると、「次なる標的」として新たな犠牲者になってきた…

こういうとき、統合失調症って、圧倒的に不利だったりする。

そもそも、パワハラが起きる職場って、そうでなくてもストレスフルなのに、さらに自分に対して攻撃?みたいなのがとんでくる。

相手は、こちらがまともに相手をしてくれるのを心から望んでいる。

そういう人は自分が「いじめることのできる人間」だと実感したくて仕方ない。

統合失調症には幻覚・妄想の主訴があるのに職場の上司も止められないようなヤツを相手に「パワハラです!」と言ったところで止めてくれる人なんていない。

とにかくその時期をストレスをためながらやり過ごすしかなかった。

その時に気を付けていたことはいくつかある。

なるべく「中立な第三者」的な雑談をできる人を極力作っておくこと。(自分の部署ではやりづらいけど、前にいた部署とか、よく顔を合わせる別の部署の人とか)

仕事と関係ない友人とか家族とか愚痴を「言い合える」人と愚痴りあう場を作っておくこと。

パワハラをする人は仕事を妨害してくることが多いが、それ以外の人にはできるだけ誠実に、なるべく言い訳をせず自分の役目をきちんと果たし続けること。

そうすると、だんだんとパワハラをしている人の方が分が悪くなってくる。

パワハラをしている人は必要以上に相手にしない。仕事上の最低限の話は筋を通してする。

そうすると仕事に没頭できて、ストレスもいくらかましになった。

一度だけ、それでもストレスにやられて妄想がでてきたことがある。

復帰してからの8年目、久しぶりに1ヶ月の病気休暇をとることになった。

それまで、1年以上どうにもならないほどこじれた人間関係のなか仕事をしてきた。

ストレスマックスのときに、自分の責任なんだけど、孤立するような事態をおこしてしまった。

そのころ、それまで仕方なく仕事で付き合っていたけど本当は逃げたい人から半ば強引に縁を切ろうとしたら恨みを買ったような気がした。(←そのころすでにへろへろになっていたので、判断力もあやしくなっていた…)

ある日、その人から家を盗聴されているような気分になってしまった。

当時の自分にとっては真実なので、かなり困ってしまった。

当時の主治医のH先生にすら正直に言えなかった…。

H先生は素早く察してくれて、とりあえず1ヶ月休ませてくれた。

統合失調症で妄想かどうかわからないときに下手に反撃すると、悪くない相手に攻撃を先にしたことになってしまう。

1ヶ月の休暇をとって、冷静になれて「普通は盗聴されない」という事実に気が付くことができた。

こういうときはとにかく早めに休んで態勢を立て直すに限る。

反撃を含めて自分から攻撃していいことは何もない。最悪、相手が悪くないのにこちらが攻撃したことになる。たとえパワハラが真実であったとしても、相手の術中に堕ちることにしかならない。

余談だが、休み始める日に、私を疎ましく思っていたパワハラの主はその仲間とこちらを見ながら握手をしていた(ように見えた)。

自分にとってはそれが本当かなんてもうどうでもよくて、部屋を盗聴されているのか実は妄想なのかで頭がいっぱいだった。

その後、復帰して、それからしばらくして産休に入った。

そのときに、気心の知れた先輩がそのパワハラの主の2人が定年でもないのにその年の終わりに退職することになったと耳打ちしてくれた。

これも、産後のもうろうとしたときだった上に、その後育休と合わせて4年も職場を休んでしまったので真実なのかはわからない。

願わくば、真実であってもなくても、その原因に「私」が関わってなければいいな、と思っている…。

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