精神疾患の親の子どもとの接し方

私は統合失調症ですが2人の子どもがいます。

偉そうに「親です」なんて言えません。

自分の親にお世話になりながら、子どもにも「育ててもらっている」状態です。

そんな自分が思う、精神疾患当時者が親になって子どもと接するときに気を付けていることを書いてみようと思います。

その1

「自分の状況と気持ちをできる限り正直に話す」

できれば「こうだからこうだよ。だからこうしてほしいんだ。」と具体的な無理のない希望まで話せればいい感じ。

例えば「ママは今、気持ちが落ち着かないんだ。そわそわしてるけどあなたたちが嫌いなわけじゃないから、あなたたちは大好きだからね!でも今は一人になりたいから部屋にこないでそっとしておいてほしいな」という感じ。

そういうと子どもは安心します。

自分が嫌われているわけじゃないと理解してくれているので、今はよき理解者であり子どもなりに助けてくれるようになりました。

最近は「ママは雨が降る前にイライラしやすい」と、私が低気圧に弱いことを家族で最初に子どもが発見してました。

その2

「無理をしない」

誰だって無理をしたら、機嫌が悪くなります。

時間も内容も気持ちもなるべく余裕をもって生活しています。

自分だけでなく、子どもにも無理はさせないように気を付けています。

子どもにときどき言っていることがあります。

「何かやる前に、やりたいか、やりたくないかは考えてね」

というものです。

それだけ考えられればあとは自分たちである程度は何とかできるのではないかと(^^;)。

できるだけ自分も子どもも無理をしないようなコミュニケーションを心がけています。

このくらいしかありません。

そもそも精神疾患だからといって親業の何かを免除されるわけでもなく、特別なわけでもありません。

誰にだって心が弱っているときがあります。

精神疾患の子育ての利点を一つあげるなら「弱き者の気持ちが分かりやすい」ことです。

あとは「自分だけで子育て」はしないことです。

親でも、保育園でも、ファミリーサポートでも、助けになるなら助けてもらうことにしています。

そのそも親に精神疾患があろうが、子どもに精神疾患があろうが、普通のこと。

本当は精神疾患はありふれた病気なんですよ。

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